秋のハイキング 今井町街歩き
「神無月 てるてる坊主の ありがたさ 」
55期の田底です。今回のハイキング、前日の天気予報では、降水確率80%でした。そこで、阿部支部長が、てるてる坊主に神頼み。見事、当日は、雨がふらず、楽しく過ごせました。神無月というのに、てるてる坊主様はいらっしゃったようです。
イケメンてるてる坊主(阿部支部長宅)
さて、江戸の町がそのまま残っている今井町。私は、初めてなのですが、諸先輩方は何回か訪れているということなので、ボランティアガイドさん2名申し込みました。さらに、参加がかなわなかった黒田睦子先輩(31期)の著書「ふるさとの原風景をふたたび」からの抜粋を中村榮一先輩(44期)が持参いただきました。まさに、知的好奇心を満たせるハイキングとなりました。
まず向かったのが御堂筋。御堂筋は大阪だけでなかったのです。というか、こちらの方が古いですね。細い通りが多い中、道幅が広くカーブしているところがありました。ガイドさんによると、明治天皇が行幸された際の馬車を通すために道幅を広くしたとのことでした。また、見通しを少し悪くして、弓矢や鉄砲を使えなくしているとのこと。ガイドさんに言われてはじめて気づくことばかり。
では、御堂はどこなのか。御堂筋を少し進むと、称念寺がありました。修復されたばかりできれいでした。屋根を見ると、紀州徳川家の影響を受けたことや、明治天皇が投宿されたことを示すものがありました。
称念寺の屋根(よく見ると…)
次に、紙半豊田記念館で、別のガイドさんに案内してもらいました。ここで、千両箱をまじまじと見ることになります。千両箱は、千両入ると重さが50㎏になります。ですから、時代劇あるあるのねずみ小僧が、千両箱を小脇に抱えて、屋根伝いに走るなんてことはないそうです。また、豊田家では、大工さんのすご技を見せていただきました。
その他、駒(馬)つなぎと牛つなぎの違いや、意外なところに今井町の地図があるなど、ボランティアガイドのネタバレになるので言いませんが、意外性のてんこ盛りでした。最後に、美しい明治建築である花甍で記念撮影をしました。ハイキングというより、知的好奇心を満たすぶらぶら歩きといった感じです。
そして、隣接するあずまやで、杉先輩からの差し入れなどにより、密な時間を過ごすこととなりました。
以上
55期 田底