平成28年度関西支部総会の報告・東京、下関からの参加者報告を掲載しました
平成28年度総会は、去る8月21日に102名の出席をいただき、楽しく開催されました。
当番幹事から報告
63期 弘中晋冶
平成28年8月21日、旭陵同窓会関西支部総会がブリーゼプラザで開催されました。プログラムは、1部が総会、2部が特別講演で48期の東京大学名誉教授の山下友信先生が「法律はどのようにして作られるか」についてお話をされました。3部は懇親会で食事をしながらの抽選会で、総勢100名ちょっとの出席者で大変盛り上がりました。
今回の総会の当番幹事は私達63期でした。振り返りますと、私は高校卒業後30年間、ずっと関西に住んでいますが、この関西支部総会の存在を知ったのは昨年でした。昨年初めて関西支部総会に出席すると、来年は当番幹事だと言われ何をどうしたらよいか全くわからなく戸惑ったのを覚えています。その頃の63期はSNSの一つであるFacebookで繋がっていました。2016年10月10日現在、93名の同級生が繋がっています。これを利用し呼び掛けました。その結果、関西4名、下関6名、横浜2名、東京1名、高知1名の同級生が今回の当番幹事のために大阪に集まり、準備から進行など協力してくれました。あらためて結束の固さを証明できたかと思います。総合司会を担当してくれた恩地裕子さん、懇親会で司会を担当してくれた村田仁さん、受付、資料配布、抽選会での商品渡し等、63期の皆さん、本当にありがとうございました。
今回の当番幹事を担当した事で、西高、下関のために今後も何かをしたいという気持ちが出てきました。歳を重ねれば地元、故郷への気持ちが大きくなると言いますが、本当に感じています。来年の関西支部総会の当番幹事は64期です。私が知る限り人数は少ないです。力になれるかわかりませんが、可能な限り協力をしようと思います。さらに、来年の東京支部総会の当番幹事はまた私達63期です。今、東京では同級生が着々と準備を進めています。その準備に参加する事は難しいですが、来年の関西支部総会、東京支部総会には私も出席して微力ながら総会成功のために貢献したいと思っています。もちろん、下関本部の総会も出席してみたいと思っています。
最後に、この同窓会が末永く続き、大先輩の方々から若い後輩達の交流の場として今後も発展する事を期待しています。
東京支部から猪之俣 健一 氏(75期)に参加いただきました
同窓会とはどうあるべきか
~関西、東京どちらも出席してみて~
猪之俣 健一(75期)
私がはじめて関西支部の総会に出席したのは、折しも「同窓会とはどうあるべきか」、その問に答えを出せずにいるときでした。
関西支部の総会の一か月、私は、この哲学のような問を突きつけられました。東京在住の私は、毎年東京支部の総会に出席しております。今年は、総会後に座談会を開催することになり、そこでパネラーを務めることになりました。そのときのテーマが「同窓会とはどうあるべきか」だったのです。
毎年同じように出席するだけの同窓会、出席者のひとりとして、感謝の気持ちはあるものの、どうあるべきかなど考えたこともありませんでした。座談会では、この難問に明確な答えを出すパネラーは、私を含め誰もいなかったように思います。
ちょうどそんなとき、ふと、他支部はどのような同窓会をしているのか、興味がわいてきたのです。そこで、かねてよりフェイスブックで交流のあった関西支部の総会に出席してみようと思い、幹事の方に連絡を差し上げました。
ひとり大阪を訪れ、知らない人ばかりの同窓会に出席するというのは、約十年前、はじめて東京支部の総会に出席したときと同じ感覚です。しかし、その印象は、関西と東京では全く違っていました。
はじめて東京支部の総会に出席したときの私は、出席者の多さから誰に話しかけてよいかもわからず、ただ食事をして帰ってきただけでした。一方、今回はじめて関西支部の総会に出席して印象に残ったことは、とても和やかな雰囲気で、多くの方が親切に私に声をかけてくださったとことです。そのおかげもあり、私は終始楽しい時間を過ごすことができました。
大所帯の東京支部は、毎年三〇〇名以上の出席者があり、当番幹事は分業で運営にあたっています。しかし毎年出席するのはその中でも一部の人です。そのため年によって同窓会の雰囲気がガラッと変わることもあります。一方で関西支部は、人数では東京に及ばないものの、まるで下関に帰ったかのようなアットホームな雰囲気がありました。限られた人数の中、同じ人が何年も同じ役目をなさっておられ、それが自然とアットホームな雰囲気を作り上げているようです。よく見ると出席者一人一人になにか役割があり、みんなで同窓会を作っています。たとえば、福引きの景品をみんなで持ち寄っている、そんなところからもうかがい知ることができます。
みんなが役割を持って、みんなで同窓会を作っていく、そしてそれが交流につながっていく。同窓会のあるべき姿として、理想的ではないでしょうか。関西支部も、これからますます成長していかれると思いますが、どうか組織の拡大に目を奪われるあまり、いまの関西支部の姿を見失わないでいただきたいです。
会場をあとにしようとする私に、「また来年もおいで」と声をかけてくださる方がいらっしゃいました。みなさんそれぞれが同窓会を作り上げている、そう感じさせられる一言でした。
下関から 78期の 秋山 二郎 氏に参加いただきました
関西支部総会に参加して
秋山 二郎(78期)
はじめまして。下関で弁護士業を営んでおります、秋山二郎と申します。
平成28年度旭陵同窓会本部総会の当番幹事を拝命し、その縁もあって、この度初めて関西支部総会へ出席させていただきました。
大学・大学院・社会人時代の合計10年程を関西(豊中市・西宮市)で過ごしたにも関わらず関西支部総会の存在を存じ上げなかったため、関西支部の活動内容や支部総会の雰囲気について全く想像ができなかったのですが、実際に支部総会に参加させていただいて、「アットホームで楽しい雰囲気」だと感じました。伺ったところによると、参加者は毎年100名程度でメンバーもほぼ固定されているらしく、全員が顔なじみと言ってもいい程であるとのことでした。
総会の構成も、本部総会とは一味違ったもので、とても楽しめました。
特別講演では、山下友信・東京大学名誉教授による「法律はどのようにして作られるか」というテーマでお話を聞くことができました。法律が国会の議決により制定されるまでにどのように関係者が携わり、意見を集約・反映していくのかという立法過程の内部について、大変興味深く拝聴することができました。本部総会ではこのような講演会はありませんでしたので、関西支部総会の魅力的なところだと思います。
これに引き続く懇親会では、様々な世代の諸先輩方とお話をすることができ楽しいひと時を過ごせましたし、抽選で豪華景品が当たるコーナーは大盛り上がりでした(例年、これほどに盛り上がるのでしょうか?)。
他方で、最年少の参加者が私ということもあり、「もう少し若手が参加する総会になると、より盛り上がるんだろうけどなぁ」とも感じました。同世代の参加者がごく少数だったため、一抹の寂しさを感じたのも事実ではあります。
私たちの世代に限らず、関西で仕事・生活している卒業生は相当数いると思いますが、関西の国公立・私立大学に進学する西高生もまた例年一定数いるわけですから、そういう「学生」の世代に対して、例えば部活動の先輩・後輩のネットワークやフェイスブックを用いるなどして支部総会へ誘っていくのはどうでしょうか。私のように、関西に長くいながら関西支部の存在すら知らないような若手も多くいると思いますので、まずはそのような人達に関西支部の存在を「認知」してもらうことが、支部活性化への一つの方法だと感じた次第です。
私自身、母校のために何ができるかという確たるビジョンがあるわけではないですが、まずは地元に貢献しつつ、少しずつ母校に恩返ししていければと考えています。とりあえず、来年度の関西支部総会も、関西に同期の友人がいたら誘って参加しようと思っています。
以上